習慣づくりの話②ー困難は分割せよー
更新日:2021年6月8日
前回からお話している、習慣作りのコツ。2つ目は「②困難は分割せよ」です。
①では、何事もきついのは最初だけで、「エイやっ」と始めてしまえば、そのあとはスムーズに行くというお話をしました。今日はその「エイやっ」と始めてしまいやすくなる方法についてお話します。
そのうちの一つが「困難は分割せよ」です。この言葉はあのデカルトさん(知らない学生は要チェック!)が仰ったセリフとして有名ですが、習慣化に非常に役立ちます。
そもそも何かを始められないのは、それを行う「ハードル」が高いからです。逆に言えば、ハードルの低いものはすぐ初めてしまいます。
例えばYoutubeを見ようと思えば、アプリのアイコンを押せばすぐに見られます。しかも動画が終われば次におすすめの内容を選んで、自動で再生してくれます。つまりYoutubeは極限まで使う人間側のハードルを下げているからこそ、ずっと見てしまうわけです。(SNSやそのほかのモノも、頭の良い人たちが僕らがハマるよう色々しかけてるんですね...)
そしてこれは勉強にも応用できます。
まず最初にすべきは、自分の勉強までの流れを小さく分けることです。
自分が「勉強しよう」と思ってからし終えるまでの流れを考えてみてください。
たとえば
机に向かう→椅子に座る→教科書を出す→ノートを開く→ペンを握る→問題を読む→解く
このような流れになるのではないでしょうか。
このとき、「勉強しなきゃ」という行動はハードルが高いことが分かります。なぜなら、いま見ただけでもその「勉強」には7つもの行動がついています。イメージで言えば、陸上のハードルが7つ上に積みあがっている感覚です。このように単に「勉強しよう」と目標を定めると、ハードルが高すぎてやる気が起きづらくなってしまいます。

そこで、自分の目標を「机に向かう」に変更してみるのです。
こうすると当たり前ですが、ハードルは1つ分になりますから、実行する難易度も下がります。「勉強する」という目標よりも、「机に向かう」という目標のほうが実行しやすくなるはずです。そしてあとは、残りの6つのフェーズも同様に、1つずつ目標として実行してみてください。
すなわちこちらは、7つのハードルが直線状に1つずつ置かれているイメージです。

これを行うことで、最初の「エイやっ」のハードルは、勉強しようと思うときよりも低くなります。また、一度行動を起こしていますから、①でお話したように次のハードルはさらに低くなります。
こうして最終的な目標までの道筋を細かく分けて、一つひとつを目標にすることで、実行しやすくなるのです。
また、さらに効果を上げるための方法として、ハードルを一つ越えるたびに「偉いなあ、よくやった!私!」と自分で自分をほめてあげることも大切です。詳しくは別の記事でご説明しますが、やはり人間は褒められると嬉しいもので、嬉しさがあると次にまたその行動を行いやすくなります。残念ながら椅子に座るだけでは周りの人間は褒めてくれません(大人になるにつれてより褒められなくなりますね。僕も褒められたい)が...だからこそ自分で精一杯褒めてあげてください。
以上が、最初の「エイやっ」がやりやすくなる「②困難は分割せよ」でした。
みなさんもぜひ、「目標を分解」し、小さなハードルを「エイやっ」と飛び込んでみてください!
このあともまだまだ「習慣作りの話」続いていきます!
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